はたらく障がい者募集中!

 パラリンピックが始まり1週間が経ちました。オリンピックの時は日本のメダルの数に注目していましたが、パラは少し違った感覚で応援をしています。団子茶屋郡上八幡を立ち上げた時「障害を表に出すことなく経営する」と声高に宣言をしましたが、店をはじめて3年近くが経過し、その言葉に意味も自分の中では色々と変わってきました。最近は「障害を言い訳にしない。」なんて言っていましたが、パラの選手を見ると彼らの生きざまに感動します。

 嫌な事も多い毎日ですが、本当元気をもらっています。

 

 団子茶屋郡上八幡は、障害福祉サービスの就労継続支援B型として運営をしている施設です。障害を売り物することなく、真っ当な商売をして稼ぎを上げ、障がい者に就労訓練と仕事をする事の喜びを知ってもらう場所として立ち上げた施設です。

 障がい者が仕事をして1ヶ月に稼ぐ工賃が全国平均で1万5千円と言う事を知った時、これは障がい者差別じゃないか。いかにも酷いと言いながら、何もせず安全地帯にいて批判するだけの自分に気付き、「変えてやる!」と意気込んで始めたこのお店。理想と現実、自分の無力さ、一言に障害と言っても・・・と紆余曲折を繰り返しながら団子を焼いています。

 なんか同じ場所をぐるぐる回っているだけのような気がして情けなくなって記録を読み返すと、障がい者が成長している事に気付き、回っているけど進んでいる螺旋階段みたいだなぁと元気をもらいます。

 団子茶屋を始める時、6人の障がい者に月6万円の工賃を払う。を目標に掲げました。無理に決まっていると色々な人に言われましたが、何回かはその目標をクリアする事が出来ました。焼き肉を食べに行ったと報告を受けたり、美容院に行って髪の毛を切ってきた姿を見ると、とても嬉しいし、もっと稼ごう、そしてもっと払おう。そのために努力しよう。といつも思います。

 そして、昨年は2名の障がい者が、団子茶屋を卒業し一般就労する事が出来ました。また1人は就労移行事業所につなぎ、一般就労を目指しています。


 障がいがあるからって簡単に諦めるな。なにもかも出来なくても、出来る事はきっとある。同じと所をぐるぐる回っているような無力感を感じても、きっと成長は出来る。

 もしかしたら、厳しい事や辛い事が多い訓練事業所かもしれません。それでも、挑戦したい。頑張りたい。って思う人がいたら、一緒に働いてみましょう。


 「自分は対象者になるのかな。」「どんな仕事をするんだろう。」「どんな雰囲気なんだろう。」「私の知り合いの子に薦めてみたい。」何でもいいので是非お問い合わせください。


0コメント

  • 1000 / 1000