　令和3年度のゴールデンウィーク営業も無事終了しました。

　この間多くのお客様にご来店いただき、本当にありがとうございました。検温やマスク着用にもご協力を頂いた事。重ねてお礼申し上げます。

　店の外に並んでいただいているお客さんを見てスタッフ一同感動していましたが、申し訳ない気持ちもいっぱいでした。何かとご迷惑をお掛けしたかとは思いますが、何卒ご容赦いただき、また是非足を運んでくださるようお願いいたします。

　この期間中に団子2800本を焼かせていただきました。裏には団子のケースが高く積み上げられ、それを見るたびにやにやしています。

　思い返せば昨年のゴールデンウィークは、緊急事態宣言の最中で店内営業は自粛をしていました。新型コロナウイルスに恐れおののきながら、こんな状態が続いて店は存続できるのかと不安を募らせていたことを思い出します。あんな思いをするのは忙しくてクタクタなんてなんてことないなと思います。

　さらに思い返せば2年前のゴールデンウィーク。ちょうど令和に元号が変わり5月1日には郡上踊りも行われ、町は多くの人で賑わいました。団子茶屋にとっても初めての連休で、気合を入れて営業したものの、1本100円の団子がおひとり様1本づつ売れたり、新しい店を見学され写真だけ撮って帰られる人がいたり、5人グループで団子3本の注文で、ゆっくり休憩して帰って行かれるお客さんがいたりと、今でも忘れられない光景です。

　連休が終わったあと、大量の100円玉をコンビニの袋に入れ銀行に行った時「この事を絶対忘れない。」と誓ったのを思い出します。

　それから、メニューの開発に取り組み、看板を作成しと、今の団子茶屋郡上八幡が始まりました。

　味とのれんを引き継ぐ。なんて勇ましい事を言って開業した団子茶屋郡上八幡。でも結局それは他人様の努力の成果を利用しようとしていたのだと思い知らされました。

　オープンは平成30年11月23日ですが、自分の中の本当のオープンはあの連休の次の日だと思っています。

　今年のゴールデンウィークも色々な事に気付かされ、改善しなければいけない事もまた見えてきました。いつまでたっても完成しないで大丈夫なのかとも思いますが、課題に気付いていない事の方が問題だとご指導いただいた事を思い返し、また明日から頑張ります。

　なかの邸は緊急事態宣言下か、大変だな。鉢瓶は今日も満員御礼なんだろうな。キノブタはこの休みに連休明けのイベントに備えているんだろうな。と全国の仲間に思いを馳せながら、これから本業に向かおうと思います。

　あっ、そういえば。明日（5月6日）は店内メンテナンスのため臨時休業させていただきます。

　また明後日から多くのお客様のご来店を心よりお持ちしております。