異国の地に思いを馳せて

 6月に入りました。この前正月だったような気がしますが月日が経つのは早いものですね。梅雨入りはしたものの、それほどじめじめした事もなく過ごしやすい日が続いています。

 COVID-19も相変わらずですが、予防接種も始まりなんとなく気も緩みそうな自分を戒めています。

 

 団子茶屋郡上八幡では、この春から京都の暮らしランプから取り寄せたスペシャリティー珈琲をメニューに加えました。飲んだ後にふんわりとした甘みが口の中に広がるとても美味しい珈琲です。

 この珈琲豆はミャンマー産です。寒暖差の大きい土地で取れるアラビカ豆はとても希少価値が高く世界中で注目を浴びており、深煎りをして酸味を殆ど感じさせず濃厚な苦みと甘みを楽しむ事が出来る豆だそうです。

 昨年、京都の友人が団子茶屋に遊びに来て団子を食べた際、「団子は米。ミャンマーはお米を食べる国。お米を食べる国の人が作った珈琲は団子に合うんじゃないかな」とこの珈琲豆を勧めてくれました。試しに取り寄せて飲んだところスタッフ一同これは美味しいと感激し、メニューに加えた次第です。

 「百年先も続く、農業を。」を企業理念に掲げているオーガニック、フェアトレードの

坂の途中さんが輸入するミャンマー産ジーニアス・シャイン・ハニー豆を、暮らしランプなかの邸で丁寧にハンドピックそして焙煎を行い、団子茶屋郡上八幡では、注文が入ってから豆を挽き、一杯づつ丁寧にハンドドリップしたスペシャル珈琲です。

 多くのお客様からどこの珈琲豆なのか、どこで買えるのか?とよくご質問を頂くほど好評をいただいています。

 そこで、今回この珈琲を1杯用のドリップパックにして1個160円(税込み)にて販売させていただく事としました。団子のおともに、またお土産にいかがでしょうか。


 で、そういえばミャンマー。軍によるクーデターが起き国内は大混乱しているようですね。輸入元さんのお話によると、アウン・サン・スー・チーさんの支持地域とは連絡もつかない状況、港湾職員のボイコットも起きている様です。幸い昨年の農家さんとは連絡がつき出港許可は取れたようですが、感染症の影響もありますし今年の生豆も無事に入って来るかどうか。ミャンマーの国情が郡上の団子屋にも影響を与えるとは、世界は繋がっていますね。


 世界の輸出入額で、石油に次いで大きいのがコーヒーだそうです。日本から遠く離れた異国の地に思いを馳せながら、お持ち帰りの団子に合わせて、ご自宅や職場、気の合うお仲間とのおやつタイムにいかがでしょうか。

 皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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