最悪のシナリオ
今年は早い梅雨入りだったはずなのに、あまり雨が降りませんね。本当に梅雨入りしているのかな…
ところで、オリンピック。結局開催するような雰囲気が日増しに高まっていますね。観客を入れるのか否かは月末に判断するようですが、でもそれって大丈夫なんでしょうかね。本当なら開会式40日前なんて、入念なリハーサルや、ボランティアの割り振り、そしてホテルの予約や新幹線の予約など準備万端じゃなきゃやばい時期なのに、観客入れるかどうかまだ未定って、いったいどうなんでしょうね。確実に言える事は、大混乱になるって事ですね。関係者の皆様の心情お察しします。
ワクチン接種も他の先進国と比べればずいぶん遅いスタートでしたが、さすが日本。順調に進んでいるようですね。
何事も完璧主義の我が国。ワクチン誤って解凍させてしまうとか、破棄したとかでいちいち大騒動。自分が協力隊員として派遣されていたドミニカ共和国だったら、ワクチン解凍しようが、破損しようが絶対ニュースになんかなることは無いでしょう。それに、間違えて3回射ったとか、住所地がどうとか、日本みたいには出来っこないと思います。(ドミニカ人の皆さん、読んでいたらごめんなさい)
もう少しいい加減さがあればワクチン接種も、もっと早く進むんじゃないかなぁ…って思いますが、皆さんどう思いますか?
さて、高齢者のワクチン接種は7月中に完了する予定だそうで、そうなるといったい何が起きるのでしょうか。色々考えてみました。
まずは、ワクチン接種済んだ人たちは動き出しますよね。だって五輪もやってるんだし。「もうワクチン接種したから俺は無敵だ。今までの我慢を取り戻すぞ!」って目に浮かぶようです。これまでずいぶん苦しい思いをした旅行関係者もここぞとばかりに、ワクチン接種済みの方は30%オフ!とか、65歳以上限定ツアーとか企画しそうですね。郡上八幡の観光客も高齢者の方は目に見えて少なくなっていますが、これからはどうなるでしょうか。変化を観察出来るのが楽しみです。
それに8月と言えば夏休み。そしてお盆。去年のゴールデンウィークからずっと我慢をしてきた人たちは、田舎の両親は予防接種終わってるんだから安心。久しぶりの里帰りだ。って絶対なりますよね。だって五輪もやってるんだし。
夏と言えばBBQ。久しぶりに帰ってきた親戚や友達との久しぶりの再会。岐阜県民BBQ大好きだし。若い人はそもそも重症化のリスクが低い。だからワクチンだって後回しなんでしょ。外だから三密じゃないじゃないか。って声が聞こえるようです。それに五輪もやってるし。
選手村だって色々な国の人が交流するんだから飲みますよね。試合終わったらそりゃ解放されて一杯って普通ですよ。それに選手はワクチン接種もしているし。でもそこで交わった変異株はすごく強そうな感じがしませんか。何て言ったってアスリートの体内で培養された変異株だし。名前は東京株、五輪株、選手村株?
でもね、ワクチン接種して抗体が出来たからって、発症がおさえられたり、重症化が予防できるわけであって、感染しなのかと言うとそういうわけではないですよね。
となると、次の第5波の感染者のうち重症化するのは40代から50代が中心って事になるのではないか。と素人考えですが心配してしまいます。
この年代が重症化すれば、今までよりも高度医療に対するニーズは高まります。だって、もう年齢も年齢だし、人工呼吸器なんてかわいそう。侵襲治療は希望しません。って言う人増えると思いますか?
高齢者ほど重症化リスクが高いという事でワクチンの優先接種が行われています。まぁ、それはそうでしょう。その方が全体最適なんですよね。功利主義ってやつですよね。
でも、その事で上に書いたような事が起きるとって考えるのは考えすぎなんですかね。
で、表題の「最悪のシナリオ」。これは、五輪が行われた後第5波が襲ってきて、また緊急事態宣言。その時予定されているのは、そう、パラリンピックです。
社会福祉士として一応福祉の専門家の端くれの団子やおやじとしましては、その事を大変心配しています。
この心配が杞憂に終わりますように…
あっ、最後に。
オリンピックの開催に反対しているわけでも、高齢者が優先してワクチンを接種する事に反対しているわけでもありませんので悪しからず。
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