郡上八幡のお店紹介

　温かい日が続くようになりました。今年も無事に例大祭に奉納を行え、ようやく春が来たことを実感しています。新型コロナウイルスも予断を許さない状況は続いていますが、経済との両立が進んでいるのも実感しています。団子茶屋も今日はとても静かですが、大型連休に備え仕込みやら在庫の確認に追われています。

　さて、今日は郡上八幡のグルメ情報を。

　八幡には実に珍しい居酒屋があります。居酒屋なのに、なんと手打ちのそばが食べられる、そばにこだわりを持った居酒屋があります。「居酒屋じゃね、蕎麦屋だよ！」といつも言われますが、地元の人からは大人気のそばが食べられる居酒屋「俄」。そこのオーナーがこの秋ラーメン屋を出店される事になり、看板商品を先行販売されるという事で早速行ってきました。

　新店舗の看板メニュー、鰹昆布水つけ麺を初体験。ラーメン大好きですが、つけ麺てどういう意味？と思っていましたが、実際食べるとこれはこれでありだな。と思います。

　たれは濃厚、付け合わせのチャーシューが香ばしくて歯ごたえもよくとても美味しい。チャーシュー丼にして食べても美味しいと思うくらいインパクト大。ただ少したれ濃いかな。と思っていたら後からちゃんとこだわりが回収されています。

　麺はこだわりの手打ち麺で、透き通った麺の色に加えほんのりとそばの色がついていました。そば粉混ざったの？と聞いたら混ぜてるんだよ。と。まぁそりゃそうですよね・・・・

　昆布水は冷たくて、ラーメンもしっかりと冷えています。これをアツアツのたれにつけると、なるほど。食べ進めて行くと、なるほど、そう言う事かと伏線が回収されて行きます。

　麺も美味しい！もちもちでなんか少し上品で、歯ごたえもあって。

　熱いたれに冷たい麺を絡めるので、最初は「ん？ぬるい？」が二口目にはアツアツラーメン。食べ進めるにしたがって、ん？この感覚…蕎麦だ！。濃厚つゆも食べ進めるに従いカツオ昆布水がたれに混ざり味わいに変化が。このたれも最初は濃厚なラーメンたれが、なんかそばみたい。蕎麦湯代わりにカツオ昆布水を入れると、やっぱり蕎麦だわ、これ。

　おじさんにもやや多く感じる麺の量も、たぶんメインターゲットは運動不足のおっさんじゃなくて若者や、腹を減らしたおっさんならばこれくらいは食べるのかな。熱かったり、ぬるかったり、冷たかったりと色々な顔があるこのラーメン。きっと人気が出るんだろうなと思わせる一品でした。

　手打ちそばと、手作り麺と居酒屋の両立は大変なようで、今は平日のランチの時間帯だけの提供で、ほぼほぼ幻級のラーメンです。チャンスがあればぜひ食べてみる事をお勧めします。

　この居酒屋のオーナーは団子茶屋の開店前に色々と相談（愚痴かな…）聞いてくれたり、オープンしてからも折々に連れ嫌がらせ、親身なアドバイスをしてくれる尊敬すべき先輩。秋から居酒屋とラーメン屋をやるってどんな欲張り向上心かと思います。たくさん刺激をもらって、団子茶屋もまた新たな取り組みに挑戦していこうと思います。